と、言いたいところですが、私の現実はこんな感じ。
昼休み。14時から会議があるんか。もうちょっとましな時間に設定せえよ。というても、遅れるとカッコ悪いから13時50分にアラームを設定しとこ。スマホのロックを解除。メール、LINE、Facebookに未読がある。未読を一通りチェックしたから、スマホを机に置いて、・・・・・
何か忘れとる。スマホで何するんやったんか、脳みそを振り絞って、・・・・・・
思い出しました、アラームの設定でした\(^o^)/
スマホのロックを解除して、そういえば、Twitterをチェックしてへんかった・・・・・
このようなことを繰り返しているとアホになる、がこの本の主張です。
1.時間を無駄にしている。
上の例の場合、アラームを設定するだけなのに5分以上の時間がかかっています。
2.集中力がなくなる。
長い文章を読めなくなったり、理解できなくなります。
3.新しいアイデアが浮かばなくなる。
これは意外でした。何もすることがなく時間を持て余すと、脳のデフォルト・モード・ネットワークが活動するそうです。この時に新しいアイデアが浮かんできます。いわゆる「三上」です。
ちょっとしたスキマ時間にスマホを取り出して何かしていると、デフォルト・モード・ネットワークが活動することはありませんので、新しいアイデアが出てこなくなります。この本の冒頭で著者も告白していますが、私にとっても死活問題です。
スマホを捨てたいところですが、スマホなしでは色々と差し障りが出てきます。著者も繰り返し述べていますが、スマホを遠ざけるデジタル・デトックスは現実的ではなく、スマホを意識的に使うことが必要となります。
この本では、スマホを意識的に使えるようになる方法を7つのステップで示しています。私は、運良くスマホへの依存度が低かったようで、次の3つだけで済みました。
1)スマホを使う時は何をするか意識し、最初にそれを片付けることを心がける。
2)未読が少しぐらい溜まっても死ぬことはない、と腹をくくる。
3)すべてのアプリについて通知を一旦OFFにし、通知の必要性を慎重に吟味する。
スマホ、というよりアプリの向こうにいる企業に、
A)どれぐらいの時間を吸い取られているか、
B)吸い取られた時間に対し十分な見返りをアプリから受け取っているか、
を定期的に振り返りたいものです。